端午の節句 五月人形の鎧・兜の飾り方

端午の節句の飾りといえば、鯉のぼりや金太郎人形、鎧、兜などがすぐに思い浮かびますよね。

一昔前までは、初節句の家では、どこでも鯉のぼりが揚がっている風景を見ることが出来ましたが、

最近では鯉のぼりを揚げる場所が取れないこともあり、家の中で飾る事が出来る、兜や鎧の飾りが人気のようです。


鯉のぼりは、誕生した男の子の立身出世を願い揚げるものですが、鎧や兜を飾ることは、武家社会から生まれた風習で、

鎧・兜は、戦の時に自らの命を守る事から、兜や鎧の飾りは、男の子の『お守り』の意味があるようです。健やかで逞しい成長を願って飾るんですね。


人形ではなく、鎧兜の飾りを、特に「兜飾り五月人形」などと呼ぶようです。

この「兜飾り五月人形」は、兜を中心にした飾りで、両側に弓と太刀の飾りを添えて飾るのが一般的です。

鎧・兜の飾りですと、すこぶるシンプルでどこの家庭でも飾りやすく、飾り場所や収納スペースも気にならない五月飾りになりますね。


鎧兜は、ご存知のように昔の戦の時の正装で、鎧兜を総称して甲冑(かっちゅう)と呼ばれますが、「兜飾り五月人形」では、その作り方の違いから「江戸甲冑」と「京甲冑」の2つに分けれています。

「江戸甲冑」と「京甲冑」、選び方のポイントとしては、甲冑の精巧さにこだわるのか、それとも外観、見た目にこだわるのかで決められると思います。


江戸甲冑とは、武家の実戦に用いられた鎧兜と同じ制作技法でつくられたものですから、派手な装飾はなく落ち着いた重厚感が特徴になります。

江戸甲冑は、より戦闘的・実戦的というか、シンプルで、本物の部道具としての趣があります。


これに対し、京甲冑とは、京都の貴族社会の中で生まれ育ったみやびなもので、装飾金具を組み合わせ、金箔を用い、龍の前立てを配した作りになっています。

京甲冑は、綺麗に装飾された甲冑で、見た目が派手で、実践的というより本当に、飾るものと言う感じの甲冑です。


ですから、鎧兜のリアルな細部の作りとか精巧さに関心があり、より男らしく育って欲しいと願う方は、江戸甲冑。

派手なお飾りが好きで、優しい男の子に育って欲しいと願う方は、京甲冑にされると良いと思います。


「江戸甲冑」と「京甲冑」、「兜飾り五月人形」を扱っている店に行き、実際に甲冑を見て、最初のインスピレーションで選んでもいいですね。

たとえ、お母さんのご両親に買って貰う場合でも、出来れば、お父さん・お母さんも一緒に店まで行き、気に入ったものを選ぶのがいいと思います。


兜飾り五月人形」の飾り方の最後のポイントですが、飾る場所を決めてから選ぶようにしてくださいね。

もちろん、鎧兜を選ぶ事も大事なんですが、飾り付けるときの屏風や太刀などとのバランスも考えに入れる必要があります。

実際にご自宅に飾る場所とのマッチングも大事ということです。


事前に、実際に飾る場所のスペースを調べておき、五月人形の兜飾りのサイズを確認することをお忘れなく。